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財物保険
財物保険
建物、技術的および商業的な企業設備ならびに商品および在庫は価額を含むものであり、それはとりわけ外部からの危険に対して物保険がカバーの対象とするものです。保険カバーの要件は、特に個々の事業部門および付保の所在地によって決まってきます。この所在地は、企業活動により付加価値が継続的に生み出され、また、そうしたプロセスのコントロールが行われる場所です。リスクに見合った保険カバーは、固定資産および流動資産に対する損害によって生じる損失から企業を保護します。そのためには、例えばメーカー、商社、サービス業といった各業界の慣習や特殊性を考慮する必要があります。再築の場合も含め、新価または再調達価格の補償は、価額上昇を織り込みインデックス化した評価額または固定の保険金額によって行われます。とりわけ、変動のある在庫については、別途算定を行うことが可能です。ここで付保可能となるリスクは、いわゆるFLEXAリスク(火災、落雷、爆発および飛行機本体・部品の衝突)、給排水管破裂、風力8以上の暴風、雹および盗難による損害に対する通常のカバーを超えるものです。従って保険カバーは、犯意による破損、煙、スプリンクラーの水漏れおよび飛行機の衝突といったいわゆるEC(拡張カバー)リスクおよび洪水または雪圧といったその他の自然災害リスクにも及び、いわゆる全リスク担保保険に拡張することができます。また、これにガラス破損保険を加えることも可能です。基礎となる拡張可能な包括的告知事項の枠内で、損害事故発生時には、保険対象物の価額のみならず、より包括的なコストが保険会社により補償されます。